バローレンズ
2014-04-12


中学生の時に望遠鏡を初めて購入してから4半世紀。その中で望遠鏡の各パーツに対する意識も変わってきました。特に変化の度合いの大きかったパーツの一つがバローレンズです。例えば、焦点距離800mmのR200SSと組み合わせた時、

・4mm
・8mm + 2倍バローレンズ

両方とも200倍ですが、どっちがよく見えるのか?

この問いに、以前の私なら間髪入れず、4mmの方が良いと答えていたと思います。

バローレンズは倍率だけを売り物にしたおもちゃの望遠鏡によく付属していますよね。
そういった事もあり、パーツそのものに対する良い印象を持っていませんでしたし、そもそも欲しい倍率がバローレンズ無しで構成できるのであれば、無い方が良いに決まっている。

これが、バローレンズに対する以前の私の見方でした。

しかしながら最近はちょっと変わってきています。

特に、私が利用しているR200SSのような短焦点反射の場合、無理に短い焦点距離の接眼レンズを組み合わせるより、バローレンズでF値を大きくした上で長めの接眼レンズを組み合わせた方が良いのではないか・・・。

現在でも、この答えは出ていません。それほど検証を繰り返してきたわけではありませんので・・・。しかしながら、シーイングが良いときに見る、

イーソス 6mm + テレビューの3倍バローの400倍

は、土星のカッシーニの空隙など本当に彫刻刀で彫ったように鮮鋭くっきりと見えます。バローレンズなしのレンズ単体でこれ以上に見えるのだろうか?という疑問さえ感じる見え味です。そういうこともあり、現在のところ私のバローレンズに対する見方は、

良質のバローはR200SSでは積極的に利用すべし

です。

下記は私が現在所有する、”良質の拡大系レンズ群”です。

 
禺画像]

左から、テレビューパワーメイト4倍(2インチ)、テレビュー3倍バロー(31.7mm径)、R200SS専用エクステンダー1.9倍(31.7mm径)です。

最近では、接眼レンズ購入の際にはこれらのレンズとの組み合わせも考えて、接眼レンズの焦点距離を決定しています。今のところ、その期待に十分応えてくれています。                                               
[機材]
[接眼レンズ]

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